鍵は防犯上の観点で必要なものですが、鍵を無くしてしまって家の中に入れなくなるなど、住民が困ってしまう場面もあります。
鍵を無くした時に行うことをまとめました。
鍵をなくすと動揺して軽いパニック状態になります。
外出するときは、ズボンや上着のポケット、カバンの小さい収納スペースなど決められた場所に入れているものです。
何かの弾みで、いつもと違う場所にしまっただけで「無くしたかもしれない」と動揺してしまうことがあります。
平常心を保っていないと、カバンの中を隅々まで探すことができずに、どこかで落としたと決め付けて鍵開け業者を呼んでしまう方がいます。
その後、鍵を開けてもらって平常心を取り戻してから、カバンやポケットの中から鍵を発見して後悔する事例は意外なほど多いものです。
鍵をなくしたら、まずは深呼吸して、落ち着いてもう一度鍵がないか探したり、なくした場所や場面で思い当たるところがないか確認したりしてください。
鍵をなくして、身近なところで探す場合は、急いで行うと見落としがあります。鍵をしまう可能性がある場所は数箇所しかないと決め付けるのもNGです。
みつからないと2回、3回と確認しても、焦ったり先入観を持ってたりしていると見落としが出てきます。
落ち着いて時間をかけてゆっくり探すようにしましょう。
業者を呼んで鍵を開けてもらう場合は、鍵のタイプによって料金が異なります。
安い業者で簡易的な鍵なら1万円前後です。防犯性能の高い鍵で腕のない業者だと、呼んでも破壊でしか対処してもらえないことがあります。
結果的に鍵交換が必要になって総額で3~5万円以上かかってしまいます。
鍵をなくすタイミングは様々ですが、夜間の帰宅時に鍵がないことに気付くケースが多いです。
職場のデスクや営業用の車の中など、置き忘れた場所が思い当たる場合は、鍵開け業者を呼んだ場合の費用を含めて対応を検討しましょう。
思い当たる場所があって、探しに行けるのであれば、一度戻って探してみる方法もオススメです。
時間や移動距離の都合で、置き忘れた場所まで戻れない場合は鍵開け業者の費用と他の方法の費用を比較してみましょう。
1万円くらいであれば、業者を呼んで鍵開けと新しい鍵を1本作成してもらった方がいいケースがあります。3万円以上かかるのであれば、近くのホテルに泊まって、翌日鍵を探してから対応を考えたほうがお得になることもあります。
シリンダー錠のタイプはディンプルキー(平面部分に丸いくぼみが複数ある)か側面がギザギザしているタイプかで鍵開け費用が異なります。
ディンプルキーは鍵開け費用が高く、腕の悪い業者だと破壊対応になるので、鍵のタイプだけでも事前に認識しておくことが望ましいです。
鍵紛失時に無料で業者を呼べるサービスがあります。主に火災保険や不動産仲介業者の行っているサービスです。
内容によっては追加費用を取られることもありますが、出張と30分以内など軽微な作業までは費用負担なしで利用できます。
鍵開け無料サービスは、窓口を通じて指定業者を利用することが条件です。
一番可能性が高くて、24時間対応のコールセンターを用意しているのが火災保険です。
加入している保険会社さえ分かれば、事故対応窓口などを通じて鍵開けサービスを利用できないか確認できます。