鍵は利便性と防犯性の双方でどんどん進化しています。
特に進化が著しいのは電子キーです。鍵穴のないタイプであれば、ピッキングされるリスクはないですし、鍵を出す手間のないタイプなら大きな荷物を持ったり、子供を抱っこしたりしていても簡単に開錠・施錠できます。
特に人気と注目度が高い最新の鍵を紹介します。
住宅用より先に車用で普及したタイプです。
鍵を持っているだけで、ボタンやドアノブを触ることで簡単に開錠と施錠ができます。
車の場合は、スマートキーの中に小さい差し込みタイプの鍵が内蔵されていて、電池切れの対処をできますが、一戸建て用の場合はかざすだけのカードキーと併用したタイプが人気です。
鍵穴がないのでピッキングリスクはないですし、財布やパスケースに収納できるカードキーと併用することで、鍵の持ち忘れやスマートキー側の電池切れリスクを回避しています。
マンションの場合は、オートロックとエレベーターの双方で併用できるタイプが登場しています。
オートロックは他の人と一緒に出入りすることで突破されるケースがありますが、スマートキーを持っていないとエレベーターを呼べない仕組みにして、1階から階段に上がる入口にも鍵を備え付けることで高い防犯性能を確保しています。
すでに生体認証では指紋認証が普及しています。
しかし指認証は両手を荷物で塞がれていたり、手袋をしたりしている場合など使い勝手の悪い場面があります。
そこで登場したのが顔認証です。
タイプによって顔全体を認証するものや、瞳のみで認証するものがあります。
スマートフォンの顔認証に比べると若干精度が悪くて普及するのはこれからです。
まずはオフィスビルなど業務用の鍵として普及していく見込みで、精度の向上や低価格化が進めば家庭用の鍵としても普及していくでしょう。
家のネット回線とスマホアプリを活用したアプリです。
開錠・施錠はスマホアプリからの操作をするだけです。
家から離れた場所でも鍵の開錠履歴を確認できるので、子供の帰宅状況などもチェックできます。
スマホ連動キーの魅力は、後付け工事で簡単に取り付けできる商品があることです。
物も小型化されていてトップメーカーの人気鍵でも2~3万円程度で購入して、後付けできます。
最新の電子キーは交換費用がネックになっていますが、スマホ連動キーであれば手軽に導入できることから人気を高めています。
家族全員がスマホを持っていないと使えませんが、最近では小学生でもスマホを持つのが当たり前になっていることから普及している鍵です。
スマホの紛失や故障になると鍵が開かなくなるデメリットがありますが、アプリとネットでどこからでも開錠できます。
家族の電話番号を控えておけば、開かない時に電話してとりあえず鍵を開けてもらうことができます。
家の鍵とスマホがないと連絡手段を失って途方にくれてしまうことがあります。1人暮らしよりもファミリー層にオススメです。